いつ成るのか
白ポーンは8段、黒ポーンは1段に達すると成ります。空きマスへ直進でも、斜め取りで最終ランクへ入っても可。パスポーンの案内は、到達までの支え方を説明します。
最終ランクにポーンのまま残りません。新駒が同じ手で置き換わり、その攻撃は即座に有効です。
選べる駒
次の4種から選びます:
- クイーン;
- ルーク;
- ビショップ;
- ナイト。
キングや別のポーンには成れません。取られた駒に縛られないため、クイーン2枚・ルーク3枚なども合法です。予備の実物駒は便利ですが、権利は元クイーンの有無に依存しません。
クイーン成が最も多い理由
クイーンはルークとビショップの動きを兼ね、通常最大の駒得です。戦術的欠点がなければ自然な既定選択です。
自動選択の前に確認:
- クイーン成で相手がステイルメイトにならないか;
- 即取りやカウンターチェックを許さないか;
- ナイト成が強制チェックやフォークになるか;
- ルークやビショップが必要な合法手を残すか;
- どの成が最も単純な勝ち形か。
一般に最強の駒が、その局面で最良とは限りません。
アンダープロモーションとは
クイーンではなくルーク・ビショップ・ナイトを選ぶことです。通常対局では稀ですが、一部の戦術・終盤では不可欠です。
よくある理由:
- ナイト成がチェックやフォークを生む;
- クイーン成がステイルメイト;
- ルーク成で勝ち材料を残しつつパテ回避;
- ビショップがポーン阻止に必要な斜線だけを抑える;
- 即時の戦術脅威に応える必要がある。
図では e8=N+ が g7 の黒キングにチェック。e8=Q は名目上強いがこの局面ではチェックになりません。
答えを表示
e8=N+ はチェック。e8 のナイトが g7 の黒キングを攻撃します。この局面のクイーン成はチェックになりません。
取りながらの成
ポーンは最終ランクへ取りつつ同じ手で成れます。例:g7 の白ポーンが h8 の黒ルークを取りクイーンに:gxh8=Q。
結果評価の前に各段階を適用:
- 取られた駒を除く;
- ポーンを行き先へ;
- 選んだ駒に置き換える;
- 新駒がチェック/メイトかを判定。
取りと成は1手であり、2手ではありません。
実戦盤での手順
OTBでは希望の駒を明確にし、成のマスでポーンを置き換えます。FIDEでは最終マスに物理接触必須ではなく、除去と配置の順もどちらでも可。新駒を成のマスに離しポーンを除いた時点で手は完了です。
必要な駒がなければ時計を止め審判を呼びます。大会が明示しない限り逆さルークをクイーン扱いにせず、標準規則ではそれはルークのままです。
オンラインは選択メニューが普通です。「auto-queen」は時間節約になりますが必要なアンダープロモを妨げます。ステディやパテが絡む局面ではオフに。
成の棋譜
ポーン手または取りの後に = と新駒:
e8=Q— クイーン成;e8=N+— ナイト成+チェック;c1=R#— ルーク成+メイト;gxh8=B— h8 取り+ビショップ成。
= を略す記録もありますが e8=Q が最も明確。代数式棋譜で周辺記号も学びます。
成とキング安全
成は合法手でなければなりません。ピンされたポーンを動かして自玉を晒せません。守りの手として使うなら、チェックを解く駒を選ぶ必要があります。
成った駒は即チェック、ライン遮断、取りによる攻撃除去が可能です。新駒込みの最終盤を再構成してから合法性や終局を判断します。
成によるステイルメイト回避
相手がキングだけ、または動ける駒がごく少ないとき、クイーンが王を攻撃せず合法マスを全て覆うとステイルメイトで即ドロー。チェック・メイト・ステイルメイトと比較。
勝ち終盤で成る前に:
- 相手の現合法手をすべて把握;
- 成駒の攻撃をイメージ;
- キングがチェックかを確認;
- そうでなければ合法応手が1つ以上残るかを確認。
ルーク成はクイーンより制御マスが少なく、勝ちに十分な力を残しやすい。
よくあるミス
- 最終ランクでポーンのまま次手を待つ。
- クイーンが取られた後だけ成れると信じる。
- 2つ目のキングや別ポーンを選ぶ。
- 新駒が即効することを忘れる。
- オートクイーンでステイルメイト。
- 取り成の記録で元ファイルや
xを落とす。 - 仮の実物駒の法的身份を確認しない。
よくある質問
クイーンは2枚持てる?
はい。元のクイーンが残っていても成でクイーンにできます。
取られた駒に成る必要がある?
いいえ。選択は取られた駒と独立です。
成でメイトできる?
はい。成駒は即働き、成の手でチェックやメイトが可能です。
成は任意?
いいえ。最遠ランク到達時は同じ手でクイーン・ルーク・ビショップ・ナイトのいずれかに必ず置き換えます。
他の特殊規則は初心者レッスンへ。
規則参照: FIDE Laws, Articles 3.7 and 4.6.
同じ学習線のチェス学習も参照してください。
