駒の動き一覧
| 駒 | 通常の動き | 駒を飛び越える? | 取り方 |
|---|---|---|---|
| キング | あらゆる方向に1マス | いいえ | 行き先が安全なときのみそのマスで |
| クイーン | ランク・ファイル・斜めに任意の距離 | いいえ | 行き先のマスで |
| ルーク | ランクまたはファイルに任意の距離 | いいえ | 行き先のマスで |
| ビショップ | 斜めに任意の距離 | いいえ | 行き先のマスで |
| ナイト | 一方向に2マス、直角に1マス | はい | 行き先のマスで |
| ポーン | 前方に1マス(初手は2マス可) | いいえ | 斜め前方1マス |
味方の駒がいるマスには止まれません。ナイト以外は、途中の占有マスを通れません。取るとは相手の駒を行き先で置き換えることであり、2つの駒が同じマスを共有しません。
ルークの動き
ルークは横(ランク)または縦(ファイル)に進みます。1マスでも盤を横断しても構いませんが、進路は空いている必要があります。空の d4 からなら d1・d8・a4・h4 方向へ進めます。d6 に駒があれば d7 や d8 へは通過できません。d6 が相手駒なら d6 で取れますが、同じ手でその先へは進めません。
ファイルが開くとポーンが少なくなりルークは強くなります。だからこそ、駒を展開しキングを守ったあとにルーク同士を連結することが多いのです。
ビショップの動き
ビショップは遮られない限り斜めに任意距離進みます。斜め1歩ごとに同じ色のマスに着地するため、明るいマスで始めたビショップは終局まで明るいマスにいます。2枚のビショップは盤の別々の半分を担当します。
初期配置では f1 のビショップは e2・g2 のポーンに遮られます。eポーンが進むと e2・d3・c4・b5・a6 の斜線が開きます。その経路上の空きマスに止まる、最初の相手駒を取る、または手前で止めることはできますが、障害物を飛び越えられません。
答えを表示
ビショップは e2、d3、c4、b5、a6 を使えます。後で空いていれば g2 も。 滑る駒は飛び越えられません。
クイーンの動き
クイーンはルークとビショップの動きを兼ねます。進路が空いていれば縦横斜めに進めます。ナイトのようには動かず、1手の途中で角を曲がりません。
最大の到達範囲を持ちますが、だからといって最初に出すべきではありません。早出しは相手にテンポを与えて攻撃され、相手の展開を助けがちです。まず動きの規則を覚え、次に行き先の安全と有用性を判断します。
ナイトの動き
ナイトは L 字:ランクまたはファイルに2マス、直角に1マスです。毎回マスの色が変わる、とも覚えられます。中央では最大8手、隅では2手しかありません。
通常手で他駒を飛び越えられるのはナイトだけです。初期配置の g1 ナイトは近くにポーンがあっても f3 か h3 へ行けます。e2 には味方ポーンがあるため行けません。
答えを表示
ナイトは f3 か h3 へ進めます。e2・f2・g2 のポーンはナイトを止めません。
ポーンの前進と取り方
ポーンだけが、通常の前進と取り方で形が違います。
- 白ポーンは8段目へ、黒ポーンは1段目へ進む。
- 通常は前方空きマスへ1マス前進。
- 初期マスからは、両マスが空なら2マス前進可。
- 斜め前方1マスの相手駒を取る。
- 後退して動く・取ることはない。
例外が2つあります。アンパッサンは、相手ポーンが隣で2マス進んだ直後だけ可能です(アンパッサンが合法なとき)。最遠ランクに達したポーンは、その手のうちにクイーン・ルーク・ビショップ・ナイトのいずれかに必ず成ります(プロモーション)。
キングの動き
キングは通常あらゆる方向に1マスです。ただし他駒と違い、相手に攻撃されているマスへは進めません。両キングは隣接できません。互いが隣接マスをすべて攻撃するからです。
自玉をチェックに晒す手も禁じられます。ピンされた駒は見た目どおり動けても、動くと自玉が露出し合法手がないことがあります。チェック・メイト・ステイルメイトでキング安全の確認法を学べます。
キャスリングはキングの特殊手です。条件を満たせばキングがルーク側へ2マス進み、そのルークがキング隣へ移ります。盤上で使う前にキャスリング規則を読んでください。
合法手チェック4手順
合法性に迷ったら毎回この順で:
- 形: その駒は許可された形・方向で出発から到着へ進めるか。
- 進路: 滑る駒なら、到着前のマスはすべて空か。
- 行き先: 空か相手駒か。味方駒ではないか。
- キング安全: 手と取りのあと、自玉は安全か。
ポーン・成・アンパッサン・キャスリングでは、その特別条件を追加します。「それっぽい」より手順の方が信頼できます。
初心者に多いミス
- 取る対象がないのにポーンを斜めへ動かす。
- ルーク・ビショップ・クイーンを他駒の上を通らせる。
- ナイトの L に物理的な空き通路が必要だと考える。
- ピンされた守り駒を動かしてキングを晒す。
- 守られた駒をキングで取り、攻撃されているマスへ入る。
- 手番側と正確な局面が合法性を決めることを忘れる。
練習ドリル
初期配置で短い課題を3つ。まず白ナイト両方の合法行き先をすべて挙げる。次に 1.e4 を指し、f1 ビショップと d1 クイーンの新しい合法路をたどる。最後に e4 のような中央マスを選び、空盤ならどの種類の駒が攻撃できるかを答える。
各答えで形・進路・行き先・キング安全を説明します。ほぼ同じのに違法な手の理由も言えれば、図を暗記するのではなく規則を学んでいます。
よくある質問
後ろへ動ける駒は?
キング・クイーン・ルーク・ビショップ・ナイトは、形・進路・行き先・キング安全が許せば後退できます。ポーンは後退して動きません・取れません。
他駒を飛び越えられるのは?
通常手で飛び越えられるのはナイトだけです。キャスリングは2駒が動きますが、キングもルークも占有マスを飛び越えません。
キングはチェックをかけている駒を取れる?
取れますが、その駒が隣接マスにあり、取り後の行き先が攻撃されていない場合だけです。チェック駒の背後の守り手が取りを違法にすることがあります。
次に学ぶこと
正しい初期配置を確認したら初心者向けレッスンへ。チェック・メイト・ステイルメイトに進み、毎手の前に攻撃を見分ける練習をしましょう。
規則参照: FIDE Laws of Chess, Articles 2–3.
同じ学習線のチェス学習も参照してください。
